メタルバカ一代!



アホと呼ぶには失礼です。

まさにメタルバカ一代、
その一本気が多くのリスナーを
「メタル道」に引き込んだバンドの数々です。
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ALICE COOPER
(USA)

 

CONSTRICTOR (1986) 18th
RAISE FIST AND YELL (1987) 19th
 ジャケットだけでも相当のアホアホメタルである。しかしアホメタルとして、これは最高品質である。
 アメリカではレコードが売れただけでなく、アリス・クーパーのお面、ゴムマスクといったようなものまで売れたらしく、それをかぶって小さな妹を追いかけ回し、夕食を抜かれるなり外に放り出されるなりした少年たちがアメリカ全土で何千万人、社会問題にまでなったそうである。
 アメリカで売れるメタルと言うのはこういう、大きな付加価値がついているからアホメタルファンにとっては楽しい国だ。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
自分のオヤジがこんなんだったらどうしよう度 :
 
総括 : ゴムマスクほしい...

CIRITH UNGOL
(USA)

 

FROST AND FIRE (1981) 1st
KING OF THE DEAD (1991) 4th
 92年の作品は久々の復活作品となったそうが、しかしファーストアルバムからな〜んにも変わっていない。
 メタルの信念!なんていうとそれこそジューダスのような音を思い浮かべる方が多いだろうが、そして床で頭を打つことになる。迫力はないわ音も軽くて薄いわ、音がとにかく屁というところが困る。
 ところが。
 五・七・五の文字の羅列が、ものによれば国の四季を表現する世界を瞬時にして持つように、このバンドもまさに五・七・五でへヴィ・メタル100万トンである。ヘヴィ・メタルのわび、さびを伝えてくれたバンドである。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
わび・さび度 :
 
総括 : わび・さびメタルはおまかせ、メタル界の芭蕉。でも音厚くせーよ。

DEATHROW
(GERMANY)

 

RIDERS OF DOOM (1986) 1st
RAGING STEEL (1987) 2nd
 この破れかぶれの疾走パワーに呆気に取られます。90年代エキストリームメタルその礎となった...などの誉め言葉も間違いじゃないと思いますが、でもかしこまった評など一番似合わないタイプの雰囲気です。当時は単なるジャーマンマイナースラッシュバンドとしてマニアしか注目しなかったバンドですが、しかし80年代マイナーにおさまらないインパクトがある。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
ハードコアプロレスのリングで誰でも上がって来いと主催者が怒鳴ったところ、本当に危ない人が来てしまった度 :
 
総括 : よくこんなやかましい音があったものである。

EXCITER
(CANADA)

  

HEAVY METAL MANIAC (1983) 1st
LONG LIVE THE LOUD (1985) 3rd
KILL AFTER KILL (1992) 6th
 最近のカナディアンの不調ぶりはどういうことだ。
 オリジナルメンバーひとりになってもまだ頑張ってらっしゃるこのバンドであるが、最近の作品に冴えはない。あんたらが喝をいれろ!と言いたくなる。92年の復活作品には狂いまくったけどな。
 80年代の傑作はそれはもう、凄かった。徹底して中音域に固められたサウンド、ギターソロもサビもくそもない怒涛の波状攻撃である。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
親不孝度 :
 
総括 : まだ生きてるんだったら、しっかりさらせー!

EXODUS
(USA)

  

BONDED BY BLOOD (1985) 1st
PLEASURES OF THE FLESH (1987) 2nd
FABULOUS DISASTER (1989) 3rd
 出たときはそんなに話題にもならなかったファーストアルバムが、今聴けば一番楽しめる。ベイエリア・スラッシュなどカッコいい呼び名をちょうだいしていたが、音の正直な印象は原始人デスマッチサウンド、棍棒メタルである。棒とたんこぶが似合う世界。馬鹿らしさというマイナスポイントを100万パワーでメタル最高の個性に仕上げた凄いバンド。本当に馬鹿ならこんなカッコいい音は作れない。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
たんこぶ度 :
 
総括 : 解散、復活を繰り返し、今現在はしっかり新作も出しているが、あんまりぱっとしない。アホが足らん!

GIRLSCHOOL
(UK)

 

DEMOLITION (1980) 1st
ST.VALENTINE DAY'S MASSACRE (1981)
 この真っ直ぐさ、野郎のバンドも負けた。モーターヘッドに張り合うとは、意外なところに意外な人たちがいたものである。モーターヘッドと組んで出した81年の3曲入りシングルが超強烈。まず持っている人間の言葉を信用しろ。
 以降あれやこれやと路線変更したのが痛かった。最後までいかつさで勝負しておれば。
 とか言いながら今現在しっかり復活している。いくつになっても、ガールスクールである。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
女だてらに...なんて言う奴は一回しばかれてこい度 :
 
総括 : 路線変更したあとのサウンドだって結構聴けますよ。

GRAVE DIGGER
(GERMANY)

 

HEAVY METAL BREAKDOWN (1984) 1st
THE REAPER (1993) 5th
 クリス・ボルテンダールなる超ド張り切りボーカリストの唸り三昧ガナリ天国が誠に素晴らしい、もう、メタルをやるために生まれてきたとしか言いようのないバンドだった。初期の作品はがなる歌のアホさ加減が少々気に障るようなサウンドだったが(張り切りすぎ)、成長するにしたがってアホさもメタルのスタンダードに聴こえるようになってきた。のちレイジのメンバーと合体し、ジャーマンメタルファン感涙のアルバムを届けてくれた。今も健在!
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
墓堀人とは言わずなぜ墓堀「人夫」なんでしょうか度 :
 
総括 : 叫べ! うなれ! 吼えろ!!

GUY-MANN DUDE
(USA)

SLEIGHT OF HAND (1989) 1st
 「男−男 男」という名前である。英語を話す人にはどう聞こえるのだろうか。ガイマンデュード、不思議と語呂はいい。
 アホらしさはそこだけで、実際音のほうはかなりエポックメイキングなサウンドだった。ギターという楽器の限界を超え、遊んでいるのか研究しているのか、とりあえずめちゃくちゃ面白いサウンド。全ギタリスト必聴の傑作。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
楽しいギター度 :
 
総括 : 隠れた名盤...かもしれない。

HALLOW'S EVE
(UK)

TALES OF TERROR (1985) 1st
 ブリティッシュ・あほメタルの代表。
 路線としては至って普通のスラッシュメタルだが、「メタル・マーチャント」(メタルの商人)なる曲が抱腹絶倒モノである。ヘタだとか、メロディーがないだとか、そんなこと言わせないマインドパワーを持っている。このジャケットに愛着を感じる人は重度のメタルである。
 でもこのバンド、良かったのはファーストだけだった。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
メタルマーチャントのサビ、コーラスのあまりに素晴らしさ度 :
 
総括 : メタル・マーチャントで戦慄しろ。

HEAVEN
(AUSTRALIA)

WHERE ANGELS FEAR TO TREAD (1983) 2nd
 音的には非常に冴えたものを感じさせたバンドであるが、なんか、アホっぽかったバンドである。
 リリース時にはMTVでもガンガンかかり、この作品にもグレン・ヒューズが参加しているくらいだから、かなりの期待株だったのだろう。
 ワンパターンではないAC/DCという雰囲気ですかね。暴れるロックの楽しさを普通に教えてくれたバンドで、素直に楽しめた。ハードロックだから、メタルだからアホにならなければならない、そういう大事な哲学を持っていたバンドだと思います。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
いいバンドだったよ度 :
 
総括 : 「ロックスクール」はアホ度満点だった。

KRUIZ
(RUSSIA)

KRUIZ (1988)
 ロシアでは昔から有名なバンドだったようで、しかしメタルに開眼したのはこのアルバムが初めてだそうだ。当時ヨーロッパで大々的に宣伝されたアルバム。
 アクセプトなんぞ放っておけ、メイデンもどきなんて聴かんでよいと、本当にそう歌っているこのサウンドの出来がどれほど凄いのかというと、笑うしかない。
 でもこの心意気、である。どこでもアホアホと呼ばれるが、しかしこの世界だけではヒーロー。「この世界」というのがメタルでなくて一体何だ。
 ペレストロイカという鎖国やめます政策以降、ロシアからもメタルバンドはたくさん登場してきたが、こうして、何か大きなことを勘違いしているバンドが欧米メジャーバンド級のでかい声で吼えているものだから、欧米のメタルに慣れていた耳には抱腹絶倒の衝撃があった。メタルは大風呂敷大歓迎の音楽。これは珍盤でありながら、とてつもない名作でもある。死ぬかと思う悶絶の後に、感動が優しく身体を包んでくれる。
 と、思う。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
ださ凄い度 :
 
総括 : モスクワまで見に来い、と本当に歌詞で歌っています。

KUNI
(JAPAN)

MASQUE (1986) 1st
 単身アメリカへ渡り、どういう人脈からか、豪華ゲストが多数参加した日本人ギタリストの初作品。
 音はアホっぽいどころか、正統派中の正統派ハードロックサウンドであるが、ジャケットのマスク、これをつけて裏ジャケットに写っているKUNIさんがおかまのSM女王様みたいで、ここだけあほポイント高かった。
 すんません。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
トレンドのメタルに対して一言二言持っておられますね度 :
 
総括 : カル・スワン参加のナンバーが泣けますよホントに。2000年代過ぎて新作も出てます。

LIZZY BORDEN
(USA)

 

LOVE YOU TO PIECES (1985)
THE MURDERESS METAL ROAD SHOW (1986)
 見たままアホメタル、そういうバンドと思ってもバチは当たらないと思うが、特に初期の作品は、知らない方は1枚でも聴いてほしい。
 ここまで徹底しておれば降参、というより、ここまでやればスタンダードである。曲も素晴らしかった。殺人鬼のコンセプト何たらかんたら、そんなことはどうでもいい。それはあくまでアホ・アクセントに過ぎなかったのだ。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
でも本人はミュージシャンになる前、至って真面目な学生生活を送っていたというインタビューが笑ったぜ度 :
 
総括 : でもアホに見えます。

LOUDNESS
(JAPAN)

THUNDER IN THE EAST (1985) 6th
 これは最大の誉め言葉のつもりだが、これぞ世界に輝く堂々たるあほメタルの名作。男ドアホウ甲子園とか、空手バカ一代のアホ、バカである。
 初めの一歩はメタルから、そしてメタルの後ろにメタルあり。何から何までメタル尽くし。出来がよければ名作、ってもんでもない。部外者には冷水を浴びせかけられても何ら厭わず、そして同胞たちに最高温度の熱気をおくるこの姿勢。浅草のみやげ物屋に行ったらいまだにこんな↑鉢巻きなど売っているが、これが日本である。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
ジャパメタってなんだ?度 :
 
総括 : 日本人ならこの音を誇れ!

MEDINA AZAHARA
(SPAIN)

 

SIN TIEMPO (1992) 7th
ARABE (1995) 9th
 もう、知らない人は何を差し置いても絶対聴いてほしい。
 「あほメタル」などと呼べば世界中から熱い拳が飛んできそうであるが、聞いて唖然となるのはまず間違いない。まるでコーランの詠唱のような歌に最初は転げ回って笑うが、スパニッシュの熱い血から湧き出る世界一メロディアスな旋律の津波に呑み込まれるのにそう時間はかからないだろう。この作品たちの志を継ぐバンドとしてMUROやTIERRA SANTAという有望株もいる。2013年現在、まだまだこのバンドも元気に活動中である。この音なんだから、私は80歳過ぎても活動してほしいと思う。メンバー80歳のメタルアルバム、というのがこのバンドの場合大いに想像できてしまうのだ。本当。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
大阪弁自由に操るターバンのおっさんみたいな親しみを感じる度 :
 
総括 : こんなバンド、いるか?

METALLICA
(USA)

KILL 'EM ALL (1983) 1st
 まさか、メタルどころかロックを代表するバンドになるとは、この時点ではまったく思わんかった。
 ファーストは堂々としたあほメタルである。カメラ向けると必ずウガーーー!とやるような、音からしてそういう雰囲気。
 後のサウンドと比べれば稚拙であるのは間違いない。しかしそれでも、(当時)ここ2、3年のメタルを研究し尽くしたような真面目さも非常によろし。好きで作った、という雰囲気がこれほど感じられるアルバムもない。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
物騒なタイトルもアホです度 :
 
総括 : バンド名そのものが「アホだ」と最初は思ったが、今ではもうロックの代名詞。すごいです。

MOTORHEAD
(UK)

WE ARE MOTORHEAD (2000) 19th
 モーターヘッド通算19作目、メタル界ゴッドファーザー。ついに「オレたちゃモーターヘッド、文句あるか、馬鹿」ときた。
 最高である。メタルバカ一代大賞はレミー総帥に謹んでお贈りしたい。ミュージシャンの息が長すぎるメタル界においてもここまで元気な音はない。ラッシャー木村がバーリトゥードに勝ち進んでいくかのような音。齢(よわい)50を越えてこの心意気である。音的にも久々に元気覇気あふれる傑作だった。
 そして還暦過ぎた現在もこんな音を出している。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
俺らもメタルオヤジ度 :
 
総括 : でもレミーおやじ、しっかりロカビリーのソロ作品(というかプロジェクト作品)出してるの知ってます? 

OUTRAGE
(JAPAN)

OUTRAGE (1987) 1st
 日本のバンドに対する観方が根底から変わる! という作品だった。オリジナリティーは全然ない。まったくメタリカのコピーである。
 しかし、メタルバンドで何が一番大事なのかをわからせてくれるところ、このたった4曲入りの作品が伝説化している理由だと思う。アホで結構、メリケン粉。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
オレたちゃ頑固者度 :
 
総括 : でもその後が...

OVER KILL
(USA)

  

TAKING OVER (1987) 2nd
FUCK YOU!!! (single)
UNDER THE INFLUENCE (1988)
 このジャケット、アホである。そしてアホばんざい! という音である。
 90年代メジャーメタルが、いかに八方美人になってしまったかを教えてくれるような作品。アホらしくともメタルとして極上の出来。これがしっかりメジャーからリリースされていたのだ。
 今は、ジャンルが細分化したのはいいが、メジャーの顔ぶれが賢そうな、決まったような面子で占められている。メジャーにこういうアホがおらんのだ。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
破れかぶれで文句あるか度 :
 
総括 : 今の音も凄いが、80年代もホント凄かった。

PARADOX
(GERMANY)

 

HERESY (1989) 2nd
COLLISION COURSE (2000) 3rd
 歴史上の事件、出来事をスラッシュメタルで描くというこのアホさ。IQで言えば日常の不満を叫ぶ普通のメタルよりずっと上にいるバンドだろうが、そんな、ライナーノートでライターが力込めて書いてるようなことはどうでもいい。アホメタルはアホメタルである。そしてこれは偉大なアホメタルだ。どあーーーっと突き進むスラッシュメタルお得意のパターンがマイナーメタルファンの心を救ってくれるのだ。清々しいほどヘッドバンギーな音。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
副業放っておいてもっとアルバム出せ度 :
 
総括 : 誰も歌詞読んでなさそうでかわいそうです。

POWERMAD
(USA)

 

LET THE MADNESS BEGIN (1988) 1st mini
ABSOLUTE POWER (1989) 1st full
 「ちからバカ」なる名前をバンド名に持つこのバンド、まさにアホっぽさは最強。
 このバンドがアルバム2枚で消えたのは本当に痛かった。マノウォーあたりとはまた違う色だが、力技の効き目がストレートに出ているサウンドであるのは間違いない。ミニアルバムのジャケットはまさに名作。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
とにかく名前が再考だぜ度 :
 
総括 : うおーーーーーーーーーーーっ!!

PYRACANDA
(GERMANY)

TWO SIDES OF A COIN
 何でこれがマイナーの凡作扱いされて終わりなのだ? メタル業界にいる人の心ってもんを疑う。音も非常に重量感あって、突進突進また突進、メタルマニアが泣くわ狂うわ、大変なサウンド。ファーストアルバムのくせにメタルバカ一代の心意気を大きく感じさせた。こういう音を絶滅させてはいけない。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
しかしバンド名「ピラカンダ」(日本盤より)はないでしょう度 :
 
総括 : 名盤だ!

RAVEN
(UK)

  

WIPED OUT (1982) 2nd
ALL FOR ONE (1983) 3rd
MAD (1986) 7th mini
 このバンドもあっちこっちへと寄り道してきたが、80年代前半、初期の3枚はあの時期のライブハウス、スタジオ、その前の道、歩いてる若い人間、そんな絵がいまだ浮かんでくるようなサウンドだった。
 アホらしさも度を越えると信念になり得る。良く言えばそういうことだ。説得力あるぞこの音は。音質もプロデュースも非常に荒いが、だから素晴らしい。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
首の筋(すじ)が凄い度 :
 
総括 : 近年、バンドもようやくこの時代の音に戻ろうとしてくれてます。

RAZOR
(CANADA)

  

EXECUTIONER'S SONG (1985) 1st
EVIL INVADERS (1986) 2nd
VIOLENT RESTITUTION (1988) 6th
 カナディアンどスラッシャー。オリジナルメンバーはギタリストだけになったが、いまだ健在。
 最初の初めからどこへも向かず、ゴリゴリドカドカバキバキ一筋20何年。こういうバンドがいるからメタルはやめられんのだ。わしは大きな声で言いたい。マイナーメタルの存在意義を代表して語っているバンドである。セカンドアルバムのジャケットなんか、拡大して部屋に貼っておきたい。このバンドのバイオレントな音は、本当に他とは違う。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
ギタリストの今の姿がIT企業社員みたいなのが意外ですわ度 :
 
総括 : はよ新作出せー! 

ROSE TATTOO
(AUSTRALIA)

ROCK'N'ROLL OUTLAW (1980) 1st
ASSAULT AND BATTERY (1981) 2nd



 このキュートなハゲ。ライバルはキューピーさんである。
 他のメンバーより一人目立って身長が低いというから愛らしさも極まる。音はやんちゃなロックンロールであるが、この顔ですから、音楽など結局なんだってよいのです。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
今現在も活動中だが歳をとられてチベットの高僧みたいな顔になってます度 :
 
総括 : ぼくアングリーちゃんだよ。

SHAH
(RUSSIA)

BEWARE ! (1990) 1st
 あのロシアの、KRUIZの弟バンドであるが、しかしさすが兄弟バンド、その垢抜けなさは相当なものである。
 日本盤が出たくらいだから結構期待された存在だったのかもしれないが、単なる担当者の暴発的行動だったという気もする。
 なんともまあ、強烈なチンピラスラッシュサウンドである。ヘタだとかダサいとか、誰もが言うことで片付けるのはあまりにもったいない。復活してほしい。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
バンド名は「叫び声そのもの」だそうです度 :
 
総括 : rest in peace     チーン

THOR
(UK)

ONLY THE STRONG SURVIVE (1985) 2nd
 「強い者だけが生き残る」というアルバムタイトルが実にむなしい、迷作である。
 マノウォーの5倍くらい凄いサウンドを期待して中古屋で買ったという私の友人は金返せ!と激怒していたが、そういうクサレメタルの芸道を理解していないようなことをマイナーメタルファンの前で言ってはならない。
 とか言っても、どこをどう誉めたらいいサウンドなのか全然わからないが...まあ、このアホっぽさを評価。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
何が凄いといって主役のTHOR様だけでなく女戦士みたいな女性メンバーがいたことが凄い度 :
 
総括 : 80年代風デスラッシュバンドBEWITCHED99年の作品にゲスト参加しておりましたが、どうでもよい話題です。

220 VOLT
(SWEDEN)

POWER GAMES (1984) 2nd
MIND OVER MUSCLE (1985) 3rd
 ファーストは駄作過ぎて紹介する気がしないが、セカンドからぐんと良くなったと思う。アホ!と言うほど下卑てはおらず、真っ直ぐ真っ直ぐなマジメくんメタルである。いい意味、メタル馬鹿一代サウンドである。よっしゃ、がんばれ、と言わせる質はあった。アホ丸出しでメタルへの熱を見せるバンドもおれば、こういう真面目でアホなバンドもいたのだ。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
北欧の真面目学生みたいですね度 :
 
総括 : バンド名は「トゥー・トゥウェニー・ヴォルト」と読むそうです。でもみんなメタル屋さんでは「にひゃくにじゅうボルト、ある?」って聞いていたと思う。

TYRAN' PACE
(GERMANY)

LONG LIVE METAL (1985) 2nd
 ジューダスのコピーサウンドであるが、質もそれ風なので、聞いて絶対損はない。
 まさにメタルの突貫工事、この感動はこのアルバムで一発で終わったが、こういうのに出会えるからメタルマニアはやめられん...というファンの言葉は昔も今も変わらない。ボーカルはラルフ・シーパース。今でもPRIMAL FEARでがんばってますね。
初心者おすすめ度 :
 
ヤケクソ度 :
 
お騒がせ度 : 
 
明日はホームランだよオトウチャン度 :
 
総括 : バンド名の意味がいまだにわからん。



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