1980年
ハードロック、メタル編
まさにヘヴィ・メタル元年。70年代にすでに
おもいっきりメタルやんけというアルバムは出ておりましたが
さすがに80年代元年(当たり前)、
やっぱり、ほう、という名作が並びます
個人的評価100点満点作品 全31枚
TRUST |
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名曲 |
歌がまた素っ頓狂であるのに加え、カラッと乾いたギターサウンドからして大いに異色だった。 疾走感もまた独特で、アンスラックスもカバーしたオープニング曲“Anti-social”の金属的なノリは頭にこびりついて離れない。重苦しさはまるでない、かなり鋼鉄的な音ではある。 重金属というよりスティール(鋼)の感触。フランスの音楽なんてよう知らん私なんぞはフランスのロック=これ、という印象をいまだに持っている。国境を越えたアイアン・メイデンの兄弟バンドとしても有名である。今でも現役。 |
THIN LIZZY |
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名曲 |
騒がしい周りのロックシーンに何にも影響されることなくマイペースぶりを貫いた作品。オープニングから平和な雰囲気で和ませてくれた。 しかしタイトル曲。これがあってこそTHIN LIZZY、ハードロックなのにファンキーだなんて、血ゆえこの人たちだけに許されたスタイルでである。聴けば即おわかりの異色のかっこよさ。 |
SCORPIONS |
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名曲 |
1980年、ヘヴィ・メタル創生時に権化と呼ばれたこの面々は、何とも違う方向を向いたアルバムを造っていた。 退屈とぬかすリスナーもいたようだが、私はそうは思わん。前作“LOVEDRIVE”ほどではないが曲はかなり充実している。ライブの定番“The Zoo”もこの作品収録。これまたオハコのバラード“Lady Starlight”はさすがさすがのスコーピオンズ節。 |
LAZY |
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名曲 |
スージーだかミッシェルだか知らんが、このアルバムを境にアイドルバンド、レイジーは日本初の本気メタルバンド、ラウドネスに転身することになった。 そうさせたのが他ならぬニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)ムーブメントだったというから痛快である。1980年、早々のリアクションだったのだ。 何とも整合感のない音と評価する人間もいたが、この、放っておいても前へ前へ転がっていってしまうような空気が素晴らしい。日本人なら聴け!とおすすめしたい。 2002年に再結成LAZYの「宇宙船地球号II」が出ている(未聴です)。 |
DEF LEPPARD |
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名曲 |
それにしてもジョー・エリオットの歌のヘタさにはすさまじいものがある。 しかし駄作ではない。大傑作である。NWOBHMは青さで勝負のムーブメントだったのだ。 歌のひどさを引いて余りあるのは曲の良さと勢いだった。不思議とヘッドバンギングスタイルの曲は1曲もなく、疾走曲はあっても密室怒気解放型ではない、屋外陽気放散型である。NWOBHMでは一番のメジャーサウンドであると同時に、一番の変わり種だったかもしれない。 |
COZY POWELL |
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名曲 |
私の世代ではおそらく初の、メジャーインストゥルメンタル作品。フュージョンぽい曲もあって、これを退屈と思うか、テクニック、センスにあこがれるかでこの作品の捉え方も変わってくる。のち2作品よりこの1作目がいちばん渋かった。 全体的に精神年齢の高いロックファン向けのサウンドとであるが、勇ましくも爽やかで、ひずんだギターサウンドこそ出てこずとも、適度にスリリングである。これももちろん激しいロックのひとつの進化形だった。 "the Loner"はのちゲイリー・ムーアの"WILD FRONTIER"でカバーされるが、このアルバムでギターを弾いていたのは大人のブルースロックプレイヤー、デイブ・クレンプソン。メロディアス以上に激シブだった。 |
BLACKFOOT |
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名曲 |
聴いてビビれ。痺れるくらいかっこいいへヴィ・メタルです。おカタい解釈は無用。勢いこそすべてである。 酒場の酔いどれたちを踊らせるサザンロック、しかしこのサウンドはもはや酒場にとどまってはいなかった。本当に力のあるロックというものは腰に来る。腰を揺らし腰を振らせる。変な意味ではない。このへんのサウンドを前にしては、へヴィ・メタルのヘッドバンギングなぞアホのカンカン踊りかもしれない。 |
JOHN LAWTON |
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名曲 |
ルシファーズ・フレンド初のメタル作品にしてラストアルバムとなった81年作品“MEAN
MACHINE”直前であり、このソロ作品5人のメンバー中4人がLUCIFER'S
FRINEDだから、実質LUCIFER'S FRIENDのアルバムと言っていい作品。 この時期この人たちは多忙を極めたようで、LUCIFER'S FRIENDとしてもしっかり同年にアルバムを出している(ボーカリストは違いましたが)。 そのアルバム“SNEAK ME IN”、とてつもなくアメリカンロック化したサウンドは当時マニアの間では非常に受けが悪い作品だったらしいのだが、さて、ジョン・ロートンのこの初ソロ作品、直後の“MEAN MACHINE”を思わせる音ではなく、アメリカンロック化LUCIFER'S FRIENDのサウンドそのまま、いや、あれよりまだアメリカンポップである。曲は断然、こっちのジョン・ロートンのほうが良かった。 |
GIRLSCHOOL |
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名曲 |
音質そのものは完全に男性的。はっきりと正しく、男性向けのゴロツキメタルバンドと断言する。 なのにティーンズの女の子丸出しのまっすぐの歌だけがある意味凄い。歌とのアンバランス加減が当時気付かなかったクールな雰囲気である。 パンチ力キック力が凄い。それにこの埃っぽさはこの時代のこういうバンドでしか絶対に聴けない。NWOBHM最強の戦士の1人だった。 |
ROSE TATTOO |
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名曲 |
01年復活作品をリリースし、どれだけの駄作であっても私だけは応援しますよ、アングリーちゃんと思ってたが、これが誠に、年間ベストアルバムかというくらいの大傑作で本当に驚いた。 原点は1980年リリース、まさにこの作品である。「跳ね」がまったく只者ではない。ノリ以上の跳ねである。 |
JOE PERRY |
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名曲 |
ジョー・ペリーの抜けたエアロスミスがしっかりとエアロスミスサウンドだったのに対し、こっちはよりソリッドなニューサウンドだった。 頭の上に輪っか付けたロックンロールの神様たちがえらく楽しそうに踊ってそうな、かなりゴキゲン(死語)な音で幕を開けるアルバム。 このタイトルチューンはエアロスミスの再結成第1弾アルバム“DONE WITH MIRRORS”でも聴けるが、なぜかこっちのほうがより新鮮な感じがする。 |
RUSH |
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名曲 |
何でもかんでもポップ言うな、「大衆性が高い」と「ただのポップ」と区別しろ、と思うが、まあ、いちばんポップで大衆性が高い作品とされているのがこのアルバム。 1曲目2曲目あたりが誰にでもとっつきやすい音で、4曲目5曲目くらいにマニア狂喜のお得意オハコナンバーが入っている、というモンスターバンドの教科書のようなアルバム。 |
WHITESNAKE |
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名曲 |
“Fool for Your
Loving”一発でこのバンドの先生然とした存在感が確定した。ハードロックというジャンルで一番渋い形だと思う。 これがメタルか?というアホくさい議論は置いといて、当時ジャンルとしては間違いなくこれもヘヴィ・メタルであった。メタルへの貢献度がスーパーにビッグな作品だと思う。 |
LIMELIGHT |
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名曲 |
80年代は長い間幻の名作扱いをされていた作品。CD化でどれほどたくさんのマニア連中が喜んだことか。 純英国産のイメージがあるアイアン・メイデン、エンジェルウィッチタイプじゃなく、かといってサクソンやデフ・レパードにも似ておらず、まったくそういうのではなく、優等生ぶりをアピールする70年代のフツーのロックみたいである。さすがに若々しい。 トリオ編成ということで、ラッシュあたりを目指していたバンドなんじゃないかなと思う。アメリカンな曲は全然ないが、それでもどこか爽やかな音。 |
SAXON |
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名曲 |
80年のセカンドアルバム(これ)でモーターサイクルマンへと変身、この勇姿がヘヴィ・メタルそのものを先導することになる。何年間は猛スピードでイギリス、ヨーロッパ大陸中を駆け巡った。日本にも少しだけ寄り道した。 このサウンドには他の共感代弁バンドとは違い、NWOBHM全体を統率する格があった。 ヘッドバンギングサウンドを売りとしながらも、ライブハウスで狂ったように演奏するイメージはなく、ドデカいバイクにふんぞりかえるごっつい不良野郎のイメージでである。 |
G-FORCE |
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名曲 |
アメリカンロック路線と言っていいこのあまりに大衆性のある曲の数々。大衆性余ってカワイイかもしれない。オープニングナンバーを聴いた時点では硬派のちゃめっけかと思うが、全曲聴けばこの人たちは本気で売れたかったんだなあ...と納得させられてしまうこと必至。 曲の良さで言えば、ゲイリー・ムーア関連作品で文句なしのナンバー1。 ただし、やっぱりポップ過ぎるなあ... |
BLUE OYSTER CULT |
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名曲 |
“Black Blade”なんてそのタイトルからどれだけ恐ろしげな曲なんだと思って聴くと、ブッこける。 この時期NWOBHMだけに注目していると、こういう良質の作品を見逃してしまう。ベテランロッカーのハイIQサウンド決定版。元々この人たちは70年代初めのファーストアルバムの時点でかなり玄人ぽい音だった。アルバムを出していくたびにわかりやすい音になってきて、この作品でそれは頂点を迎えたかのような。ポップ化といえば言葉は簡単であるが、こういう音になるのは必然であったような気がする。 続いてポップ化、大衆化、脱重金属化を極めた次のアルバムが筆舌に尽くし難い超ウルトラメガ級大名作となった。 |
TYGERS OF PAN TANG |
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名曲 |
ファーストアルバム。当時はみんな屁だ屁だ言ってたアルバムであるが、これがなかなかいいアルバムなのだ。 まあ、確かに、何だこれは?というくらいヘタな歌であるが、バックの演奏が強烈にカッコよく、歌で耳が萎えなければNWOBHMの名作として響く。 この時代の名ボーカリストジョン・デヴァリルも、お馴染みジョン・サイクスもまだ加入前ですが、期待しないで聴けば驚くと思う。 リフとリズムが正直に丁寧に作り込まれていて、イントロから受ける印象を裏切らない1曲1曲が嬉しい。オープニングとラストが指折りの名曲というのもまた嬉しい。 しかしヘタな歌は悲しい。 |
KROKUS |
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名曲 |
長い間ファーストアルバムと思ってたが、全世界デビュー作品でありながら、本国スイスではこれが4作目である。 1曲目がちょい軽い曲ですが、そういう曲である。構成は練りに練られている。 青春真っ盛りみたいな曲(この時代はそれは恥ではなかった)もあるし、ノーテンキな曲もあるし、レインボー真っ青の様式美もあって、何でも屋である。 アメリカンロック調のハイライト曲とがらっと変わって、哀愁味あふれるナンバーが何曲かあるが、そこらへんはしっかりとヨーロッパ大陸産の存在感を醸し出している。 |
KISS |
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名曲 |
何か、いやらしい響きの曲ばかりである。ポール・スタンレーの胸毛、ジーン・シモンズの舌、けったいなモノが独壇場に踊るこのサウンド。 ピーター・クリスはおとなしくお付き合いといった感じであるが、エース・フレーリーひとり氣(気)を吐いており、おかしな方向を向く主役たちを無視してハードロック、メタル路線に邁進しているという雰囲気。ギターサウンドは“LOVE GUN”以来に冴えまくっている。 かなり妖しいアルバムであるが、やはり曲は素晴らしい。 |
SAXON |
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名曲 |
風格が昇華してまさに王道ロックである。80年代のステッペン・ウルフではないか。 こんなツカミがあるだろうか。まさにヘヴィ・メタルの先頭であり、いまだ追随を許さないという空気がある。産まれた土地の空気をまとったリスナー(あっちでは「キッズ」といった)の強固な後押しがはっきり見える、スタンダードメタルの完璧作品である。 |
STATUS QUO |
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名曲 |
大英帝国の巨人はヘヴィ・メタルムーブメントにあえて沈黙を保った...とライナーに書いてますが、アッホくさ。よう言う。この音の、どこが沈黙なんだろう。アホとちゃいますか。 まさにクオ節満開!であり、ポップ化しただのヘチマだの一切言わせない一方的なロックンロールスペシャルとなっている。非常にネアカのサウンドであり、聴いてるだけで誰でも幸せな気分になる。解説のごちゃごちゃ要らない、そういうシンプルな味にこそ醍醐味があったバンドであり、そんなバンドの名作のひとつがこれ。 |
ベスト10!
MOTORHEAD |
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名曲 |
NWOBHMの文化遺産的色などまるでなく、ただただ激しい音楽の凄みがここにある。スラッシュメタル・デスメタル・ブラックメタル、束になってもこのインパクトは出せやしない。極道とはこの人たちのためにある言葉である。 リーダーのレミーおやじ(もう30年前からおやじの風格)は60年代から活動してた人だが、この人のルーツといっていいその当時のサウンド(SAM GOPAL、HAWKWIND)はサイケのカラーを入れつつも基本はブルースだった。 ギターのエディー・クラークの育ちにしてもまた然り。モーターヘッドの基盤はしっかりと地に足のついたブルースロックである。 何年後かに誕生するスラッシュやデスや近年のブラックメタルがどう暴れてもこの人たちにかなわないのは、この人たちの基盤が正統派にあるがゆえ。そういった意味でもモーターヘッドこそHR/HMの最高峰である。 |
IRON MAIDEN |
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名曲 |
疑うべくもなく、NWOBHMムーブメントベストアルバム。 あらゆる時代のロックの名作が、展示台に乗せられ生まれた時代の解説付きできれいに飾られているのに対し、この作品は20年前の音であるにかかわらず、頑なに殿堂入りを拒否、いまだとんがりながら跳ね回っている、そういう絵が浮かぶ。 懐古趣味必要なし、何年経ってもどんなリスナーに対しても色あせないこのトンガリ具合。ヘヴィ・メタルの何たるかを雄弁に語る名作中の名作。 |
THE MICHAEL SCHENKER
GROUP |
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名曲 |
音はうすうすのペラペラ、ハードロックにおいてここまで徹底的に重低音を排するなんて、一歩間違えればどうなってしまったことか。 セールスの期待なんぞ横に放ったっらかしたような冒険作品だったと思います。 そして効果てきめん、魔法食らったかのようなこのインパクト。一見安っぽいこのスカスカの音質こそ、この作品が名作と評されるひとつの大きな理由である。1秒聴いただけでこのアルバムだとわかるではないか。 |
AC/DC |
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名曲 |
名作という言葉が連発された80年代、本当の名作というものはそうあるものではない。 名作とはそのバンドが死んだあとも、ずっと世間に影響を与えるに違いない作品のことを言う。馬鹿売れしなければ名作ではない。廃盤になる名作なんぞ何だそれ?と思う。ときもある。 この作品は内容の紹介すらアホらしくなるほどのスタンダード性を、20年たった今においても放ち続けている。この先何をやろうが何になろうが、AC/DCは絶対AC/DCのまま、という未来にわたってまでの保証すら与えてくれた名作だった。そしてAC/DCはまだ元気に生きている。 |
JUDAS PRIEST |
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名曲 |
ジャケットが歴代ヘヴィ・メタルアルバムのトップ。 そしてこのアルバムの何が凄いといって、実はポップなのである。 もちろん軟派、甘いというわけじゃなく、曲がすべてコンパクトに短くまとめられている点、とにかくわかりやすいという点でポップである。ポップというのはポピュラーの省略語だ。 いや、ポップというよりストレート。 全曲、乾坤一擲気合一発、すべてバンドネームにできそうな曲タイトルがすごい(実際そうしたバンドもいくつもいる)。オープニングナンバー“Breaking the Law”は全ヘヴィ・メタルの理想である。 |
OZZY OSBOURNE |
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名曲 |
オジーの元々風変わりな中音域の声に徹頭徹尾合わせればこういうサウンドになったのは至極当然という観方もあるし、ランディー・ローズというこれまた一風変わった天才にすべてをつくらせたという説もあるし、あるいはプロデューサーの独り天下だったのかも知れないし、とにかくこういうサウンドはこの人たち以降ただのひとつも存在しない。音楽的にも音質的にも。 結局、曲は震えが来るくらい素晴らしいものばかりだった。東西無比、ジャンル代表の名曲“Mr.Crowley”は最初から最後まで圧巻。 |
ANGEL WITCH |
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名曲 |
悪魔崇拝的イメージをしてNWOBHMムーヴメントの裏文化を一手に担っていた感のある、このバンドもまたヘヴィ・メタル史に重要な位置を占めるバンドである。 アルバムの出来自体はアイアン・メイデン同等のグレードの高さを誇っている。NWOBHM期1、2を争う音楽的作品と言っても過言ではない。とりあえず音の太さじゃNWOBHM中1番だった。 2012年、本格的に復活。気の長すぎる話である。 |
第3位! |
RORY GALLAGHER |
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名曲 |
このアルバム入れて名作の4連発、これはハードロック時代の締めくくり。 ライブ嫌い、ライブアルバム嫌いの私が世界一好きなライブアルバムである。 メタルファンという育ちの私にはこの作品こそ70年代ハードロックの締めくくりとすら思える。聴いていない人は単純に、あまりのハードロックぶりにひっくり返るだろう。 ヘヴィ・メタルという若い音楽を以前から存在するハードロックというジャンルから差別化させるために当時の評論家たちは没頭し、結果、このアルバムを埋もれさせた。メタルには縁のない人たちが80年代ずっと、このアルバムを暖かく育て続けてきた。 2000年代からのメタルリスナーのいちばん素晴らしいところは、権威とか、評論家を全然信用しないこと。ついでに、このおっさん(わし)のこともまったく信用する必要もない。 昔のロックもOKだというリスナーにはこのアルバムは絶対宝物になる。 |
第2位! |
NEW ENGLAND |
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名曲 |
あのアルカトラス、グラハムとまるむしのアルカトラスはこのバンドから3人を引き抜いた。なるほどと思える音楽性である。アルカトラスから暑苦しい歌とアホギターを抜き取ればかなり格の高いハードポップサウンドとなったはずで、それすなわちNEW
ENGLANDということである。 決して角のないハードポップ路線であるが、哀愁味がタダ者ではない。適度に重量感もあって、ハードロックファンの食感も十二分に満足させてくれる。 とにもかくにもタイトル曲。一生忘れることのできない名曲。 |
第1位! |
BLACK SABBATH |
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名曲 |
何かと何かを足して2で割る、という使い古された表現があるが、このサウンドはまったくそうではない。レインボー、ブラック・サバス両バンドの個性が同時においしく聴ける夢のようなサウンドだった。 きれいでポップなブラック・サバスでもいいし、おどろおどろしいレインボーでもいい。2つがひとつになった、パノラマ感あふれる超個性は喩えようのないくらい強烈無比。この時期1番の名作である。タイトルチューンのイントロはいまだに部屋の空気を変える。 |