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ちなみに「駄作ポイント」は拙僧の意見じゃございません。
リリース当時、そういう風に見られていたという事実です。
ま、誇張もたまにありますが。

〜C〜

 

その一

CACOPHONY
SPEED METAL SYMPHONY” (1987)

駄作ポイント

ギターアクロバット作品にはもうウンザリ。

文句を垂れた人たち

「教科書」を大事に大事にする評論家。もうウンザリというわりには同じような作品を買いあさっていた人。

 シュラプネルレーベルのギター運動会作品そのひとつ。ウンザリウンザリと当時からのマニアは言うけど、ウンザリというほど作品は世に出回っていない。
 少々お手元が危ういアクロバチックなプレイはアマチュアすら完璧な演奏を(...演奏だけ)聴かせる今現在、聴いてみればなかなかスリリングで面白いし、スラッシュメタルにも大きく影響を受けたと思えるザクザクのリフもかっこいい。
 ボーかリストの存在感がまったくなくて、かわいそう。

かばった人たち

突進一徹のジェイソン・ベッカー、東洋風音階お得意のマーティー・フリードマンに惚れちゃった人。

まあまあ。

メタル度

結構ある

いちげんさん愛想度

結構良かったと思う。

固定客満足度

この店よくなったねシュラプネルレーベルのファンは満足。

和尚様曰く

買って損はしません。ある種、ジャンクメタルの感がありますが。



その二

CANDLEBOX “CANDLEBOX” (1993)

駄作ポイント

80年代メタルリスナーからすれば
なんせ全然ぴんとこない音。

文句を垂れた人たち

日本のメタルファン。

 これが90年代の正統派だ!と言ってた人、アメリカに限らずこっちにも実際にいたけど、さて本当に正統派になったのかな。
 最低限、音の激しさはあるからポップスではないことは確かであるが、とりあえず起伏のあるメロディーラインが全然ないので、80年代メタルファンにはまったくもって退屈極まる。
 かといって能面ヅラのサウンドでもなく、何か、若そうなのに非常に偉そうで、リスナーに向けた愛というのが全然感じられないのが、私がこのテのジャンルが嫌いな理由だった。

かばった人たち

アメリカのメタルファン??

つまらん。

メタル度

しょぼい。

いちげんさん愛想度

なさそうで、実際すごく愛想のあふれる音だったりして。

固定客満足度

ーーーーー

和尚様曰く

(当時)今風のリスナーには必須の名盤だったんでしょうけど。
メタルではない言われても、ミュージシャンの育ちに
メタルが大きくあったのは絶対の100%間違いなく、
その表現方法についてわしは文句を垂れているに
過ぎないのであーるよ



その三

CANDLEMASS “TALES OF CREATION” (1989)

駄作ポイント

曲しょぼい。

文句を垂れた人たち

いっぱいいたと思う。

 当初メサイア・マルコリンは天から降臨したボーカリストと評され、納得の楽曲と共に世界一と言っていいくらいのオリジナリティーを完成させたが、そのインパクトもまだ残るこの時期に、何とも拍子の抜けたサウンドを聴かせてしまう。駄作というより、失敗作品だった。普通に期待された名曲がんかった。
 このバンドでしか聴けない個性は随所にうかがえ、ファンの間では駄作扱いされていないと思うが、しかしこれ、どう聴いても曲がつまらん。

かばった人たち

この雰囲気がいいのだと言い張るファン。

しょぼい。

メタル度

結構ある

いちげんさん愛想度

なさそうで、実際すごく愛想のあふれあまりない。

固定客満足度

まだまだこんなもんじゃないでしょう。

和尚様曰く

マニアックな方はどうぞ。



その四

CANNIBAL CORPSE “VILE” (1996)

駄作ポイント

こんなものがメジャーから
出ているなんて世も末だ!

文句を垂れた人たち

正統派メタルマニア。

 この放蕩坊主(私)は二重人格である。80年代メタルを語るときはいかにも外面良く80年代正統派こそメタルの頂点などとのたまい、裏を返せばこういうデスメタル最新鋭を推薦マークつけて誉めちぎったりしている。
 ヒョウタンツギみたいな死体からウジがわき、よくみればちんこまで落ちているというこのジャケット。しかもこの死体、こっちを睨んでいるというキュートな絵。
 内容もまさにさもありなんで、この時期デスメタルの最新鋭、最先端というサウンドである。
 決して駄作ではない。しかし80年代メタルファンがまともに顔をしかめたという音の最先端だった。
 エキストリームメタルファンには必携であるが、80年代メタルファンは避けて通ろう。でも絶対、駄作ではない。

かばった人たち

デスメタルファン。

???

メタル度

殺人級

いちげんさん愛想度

どこが。

固定客満足度

そりゃ固定客は大喜びでしょう、固定客は。

和尚様曰く

わからないからといって、駄作扱いするのは良くないぞよ。



その五

CAPTAIN BEYOND “DAWN EXPLOSION” (1977)

駄作ポイント

ファーストアルバムとは大違い。

文句を垂れた人たち

ファーストアルバムに感動した人。

 ファーストがあまりに素晴らしく(個人的にはディープ・パープル全アルバムより評価は上である)、あれだけ奇跡的なアルバムを作った人たちなんだから当然アルバムすべて名作を期待して当然。
 ファーストは昔からCD化されてましたが、セカンドとサードはなかなかCD化されなかった。
 ついにCD化となったとき、70年代ファンは大いに期待してCD屋に走ったことでありましょう。
 そしてこのサードアルバムなど、本当にサイテーである。この時期のサウンドなんだから、次代性を考えて小難しいこと言いながら誉めようもあるかもしれないが、誉めるロックマニアの方々、どの曲のどのへんが素晴らしいのか教えてほしい。

かばった人たち

いたんでしょうかね。

オナラ。

メタル度

これじゃあ情けないぞ。

いちげんさん愛想度

結構ある。

固定客満足度

店ガ〜ラガラ

和尚様曰く

ファーストは全ロックファン必携。それでよろし。



その六

CARCASS
NECROTISM : DESCANTING THE INSALUBRIOUS” (1991)

駄作ポイント

聴きやすいというから聴いてはみたら、
なんだこれは??

文句を垂れた人たち

フッツーのメタルファン。

1.Inpropagation 2.Corporal Jigsore Quandary 3.Symposium of Sickness 4.Pedigree Butchery 5.Incarnated Solvent Abuse 6.Carneous Cacoffiny 7.Lavaging Expectorate of Lysergide 8.Forensic Clinicism / the Sanguine Article 9.Tools of the Trade 10.Pyosisified 11.Hepatic Tissue Fermentation II

 これがすべての曲名。この私も皆目意味がわからない、見たことがない専門用語ばかり。さて調べてみればこれがまた...凄いですなあ。
 しかしそんな曲名、そのままの世界である。
 ネット無料翻訳にかけて訳してみましょうか。

 だから駄作なのだ、という気がする。
 アホメタルとしては結構重宝するが...

かばった人たち

死体大好き変態さんたち。

わけわからん。

メタル度

そこだけはすごい

いちげんさん愛想度

これで愛想があったらコワイぞ。

固定客満足度

どんな人が固定客なんだろう。

和尚様曰く

これぞ本当のデスメタル。
聴いてる感覚というものが死を意識する。



その七

CATHEDRAL
FOREST OF EQUILIBRIUM” (1991)

駄作ポイント

世界最「遅」メタル、さてその全貌は?
と期待した私がバカだった。

文句を垂れた人たち

そりゃ、大枚払って買った人ほとんどでしょう。

 確かメタル専門誌で絶賛されてたはず。だまされて買った人も多かったはず。わからない人はわからないと言って(+わかる自分は偉いと暗に匂わせて)絶賛するのは、音を紹介するプロとして失格である。
 物凄く実験的な作品だと思うが、それを実践するフロンティアスピリットは大きく評価できても、聴いていて何が楽しいのかこれは。
 次のアルバムからは100倍聴きやすい名作が並んでいる。あれらの音とはまったく別物。

かばった人たち

ヘンな人。お友達にあんまりなりたくないような人。

わけわからん。

メタル度

ようわからんのですよ、聴いてみても

いちげんさん愛想度

愛想マイナス100。

固定客満足度

−−−−−

和尚様曰く

駄作。まったくの駄作。
でもメンバーが新喜劇メタルバンド
元ACID REIGN3人というのが本当に驚いた。



その八

和尚特選!

CELTIC FROST “COLD LAKE” (1988)

駄作ポイント

メタル界最大の珍作品。

文句を垂れた人たち

そりゃもう、まじめに聴いた人は全員。

 以降のブラック/デスに多大な影響を与え、本当の創始者とされるこの極悪大魔王様たちが、こともあろうか、LAメタル風の衣装に身を包み、アメリカンロックお得意の雰囲気でベロ〜ンと登場なさったのがこの作品。
 それがすべて。

かばった人たち

あほメタルとしてはかばいようもありますが...

ノーコメント

メタル度

何というのか...

いちげんさん愛想度

なさそうで、実際すごくめっちゃあったりして。

固定客満足度

この音はなかったものと思いたい。

和尚様曰く

駄作度合いもここまで行けば凄い。
話のネタに1枚いかがっすか?



その九

CHASTAIN “SICK SOCIETY” (1995)

駄作ポイント

レザー・レオーネがいない。
よって曲の魅力も8割減。

文句を垂れた人たち

あの音を期待して買った人。

 ファンからすれば、レザー・レオーネが脱退してここにいなかったというだけで減点の対象になるが、そこを吹き飛ばす新しい美点があればサッと耳を切り換えて聴くものを、新しい美点どころがない。
 確かメジャーから出ていたと思うが、マイナーレーベル時代のほうが百倍かっこよかったというのが皮肉。曲さえ良ければ結局許せるのだが。
 デイヴィッド・T・チャステインはこの時期メタル離れしたギターソロ作品を何枚か出していたが、メタルファン以外にもそこそこ名が売れて、そいでそっち方面にもアピールしたかったのかな。

かばった人たち

???

つまらん。

メタル度

情けない。

いちげんさん愛想度

あまり感じない。

固定客満足度

帰ろ。

和尚様曰く

あかん。



その十

和尚特選!

CHEAP TRICK “ONE ON ONE” (1982)

駄作ポイント

どこが駄作じゃオラ〜!

文句を垂れた人たち

ポップさしか認めないファン若干。かっこつけ業界人。

 ヘヴィ・メタル版チープトリック。当時これを、本当に駄作扱いして大口叩く連中がいた。
 ヘヴィ・メタルにしてはポップだ、そんなもん当然である。チープ・トリックである。チープ・トリックにしてはハード過ぎるって? そんなもん当然である、これはメタルなのだ。そういう作品である。
 曲良し勢い良し空気良し、これ以上何を望むかという名盤中の名盤。これを駄作だと言い切る人は、絶対何かにかぶれている。

かばった人たち

メタルファン!

めちゃカッコ良い。しみじみ良い。

メタル度

メタル度、これを大きく評価したい。このバンドが、この音である。らしい音であり、素晴らしい!

いちげんさん愛想度

かなり!

固定客満足度

本当の固定客は極上のおいしさをこころゆくまで堪能。

和尚様曰く

屈指の名盤! ホントだ!!
ハードポップ、「ハード」の意味を考えなはれ



その十一

CHILDREN OF BODOM “HATEBREEDER” (1999)

駄作ポイント

なんか違うのだ

文句を垂れた人たち

いるわけない!

 本当のところ、決して本当のメジャーバンドにはなれないサウンドだと思う。
 いつだったか、DARK FUNERALのサードアルバムがオリコンの洋楽チャート3位を記録した(1週間だけ)出来事と同じ。
 メタル界ではメジャーとなっても、洋楽リスナーが誰でも知ってるバンドとはならない。そういうバンドは本当のところメジャーバンドとは言えない。
 このボーカルである。バックの演奏が徹底的に豪華なだけに、この歌が貧相に聞こえて仕方がない。
 めちゃくちゃ才能のあるバンドだとは思う。でもこの路線が続くのなら、老齢のくせにデスもブラックも私は大好きであるが、このバンドだけは応援しかねる。音質もびっくりするほど薄いし。

かばった人たち

メタルファン全員に決まってるでしょ!

曲は素晴らしいです。ホントに。

メタル度

音、軽いという気がする(音質が)

いちげんさん愛想度

絶好調!

固定客満足度

みんな満面の笑みで絶賛!

和尚様曰く

メタルは重量感が命だ! 考え直してくれ!
(...これ書いた以降、重量感あふれる名作も出している)



Cの項駄作その十二

CINDERELLA “STILL CLIMBING” (1992)

駄作ポイント

うーん...格はあってもこれは苦しいか...

文句を垂れた人たち

いじめる人はいませんでしたが。

 素晴らしいバンドの素晴らしいサウンドであるが、素晴らしい作品、とまでは言えない。
 問答無用の曲の素晴らしさを堪能させてくれたこのバンドが、どうもフックにかける曲の連続。タイトル曲は素晴らしいのだが。
 格だけでも聴きもので、初めてこのバンドを聴く人にはおすすめできる内容だと思うが、気合いが格一辺倒に向いてしまったか? 1曲1曲、曲さえきちんと堪能させてくれたら節操のない内容でもよかったと思うのだが。ブルースロックに傾倒しながらも、異様にフットワークの軽いバンドだったのだ。
 この作品の不振が以降の活動停止の理由になったとも思えなくもない。

かばった人たち

でも評論家以外誉めている人を見たことがない...

これがつまらない...んじゃないっすか?

メタル度

重視せず

いちげんさん愛想度

マイペース。

固定客満足度

みんな難しい顔。

和尚様曰く

悪くはないですけど...



その十三

CIRITH UNGOL “KING OF THE DEAD” (1984)

駄作ポイント

へ、へぼい音...

文句を垂れた人たち

まさか初買いする人がいるとは思えないけど、何かの間違いで買ってしまったフツーのメタルファン。

 まず、駄作ぶりを非難する意図はない。
 どのアルバム出してもかまわないが、とにかく全アルバムすべて同じ音である。これぞクサレメタルの権化である。
 アメリカンマイナーメタル底辺バンドの底意地とか、それ風の誉め言葉はありますが、しかし形としては重量感もなく怒涛の押しもなく覚えやすいメロディーラインといったものもなく、これはもうクサレメタルマニアにしかこのバンドの魅力はわからない。もちろん個人的には結構好きなバンドである。

かばった人たち

クサレメタルマニア。

つまらんねえ。

メタル度

スピリットこそメタルファンの鏡ですが、所詮音が屁。

いちげんさん愛想度

ゼロ以下。

固定客満足度

そりゃ固定客はハッピーでしょう。

和尚様曰く

メタル初心者は絶対手を出すな。



その十四

和尚特選!

COVERDALE / PAGE “COVERDALE / PAGE” (1993)

駄作ポイント

全然わからんわい!

文句を垂れた人たち

究極バカの一部評論家。一部ファン。

 信じられないことに、この世紀の名盤を酷評していた人たちがいる。そんな奴らの音楽の観方に対しては、もうさようならとしか言えない。
 ピンと来なかった人はいるだろう。このアホ和尚にもピンと来ない名盤がいっぱいある。
 しかし音楽の大きさは誰にでも伝わるものである。好き嫌いはあっても。偉そうな音を攻撃するならすればいい。でも中には、攻撃した人間の小ささを自らさらけ出す場合もある。
 はっきり言って、この作品を大口開けて攻撃した人たちはたくさんのロックファンの前でアホをさらしたことになる。

かばった人たち

いっぱい!!

最高! 名曲のオンパレード!

メタル度

意外に大きいのである

いちげんさん愛想度

最高!

固定客満足度

バンザーイ!

和尚様曰く

90年代屈指の名作! ホントだ!!



その十五

和尚特選!

COZY POWELL “THE DRUMS ARE BACK” (1992)

駄作ポイント

全然駄作と違います! 

文句を垂れた人たち

評論家がどういうわけかこぞって無視。

 なぜこの作品が雑誌などで紹介されなかったのか。メタル雑誌すら完全無視である。酷評した人は、是非尻にでも手を当ててよく思い出してほしい。
 評論家どもがこぞって無視したのは、何か裏事情があるとしか思えない。追悼特集記事などでも「この作品はないものと考えて...」なんてことコイていたライターがいた。個人のサイトでも「このアルバムはないことと考えて(笑)」、とか笑ってけつかる。
 参加しているのは、ドン・エイリー、ジョン・ロード、ニール・マーレイ、ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン(!)、スティーヴ・ルカサー、ビリー・シーン、ジョン・シンクレア、ジェフ・ニコルズ、ローレンス・コトル、その他無名の人たち。
 参加メンバーが豪華であっても内容がつまらない作品はいっぱいあるが、さて、この内容のどこらへんが駄作か、教えてほしいものです。
 ブライアン・メイの初ソロ作品“BACK TO THE LIGHT”の、シングルカットもされたハイライトナンバー(もちろんコージー御大参加)“Resurrection”の原曲、というかほとんどアレンジから何からそのままというインスト“Ride to Win”が収録されている。コージーとブライアン・メイ、ドン・エイリー3人のバトルである。
 これが駄曲なら70年代ブリティッシュハードロックファンが涙したあの“Ressurection”も駄曲なんだろう。
 個人的にはスティーヴ・ルカサーが久々にのびのび弾いていた“Legend of the Glass Mountain”に感動。
 ラスト曲の“The Rocket”は80年代ハードロックインストのあの香りがプンプン漂う、このメンツオハコの曲です。
 特にアダルトでおとなしめの曲に入っている歌が余計だったが、結局、何をどう聴いても知名度のなさが不思議で仕方がない作品である。

かばった人たち

ファン。本当のファン。

悪いとは思えないんですが...

メタル度

パワフルな曲はとにかくパワフル。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

固定客といってもいろいろおるねえ。ぼくは大満足でした。

和尚様曰く

80年代ブリティッシュハードロックファンはぜひ。
和尚特選です。



その十六

CREED “MY OWN PRISON” (1997)

駄作ポイント

退屈...と評するメタルリスナーの評価そのものが
今風に間違いだというのはわかるんですが。

文句を垂れた人たち

純メタルマニア。

 CANDLEBOX同様、アメリカメディアの絶賛のわりには全然理解できなかったバンドのひとつ。
 おまえの耳が老齢で貧弱なんだと言われればそれまでであるが。
 この時代遅れ和尚は甘ったるいポップスでもきちんとメリハリのある音だったら全然大丈夫であるが、コレ、上り道も下り道もなくずーっと平坦じゃないか。
 一瞬聴けば、ハードな音に心も躍りかけるが、平坦な道は苦痛でもなく快適でもなく、10分もたたずに眠くなる。
 中でもメロディーを大事にするバンドだ、って誰かが言ってたが、そのメロディーラインにしても全然感情的ではない。エモーショナルとは言うけどこれのどこがエモーショナルだ。メンバー全員、同じ表情で同じ姿勢で50何分演奏している感じ。私は勘弁。

かばった人たち

90年代ラウドロックファン。

つまらん。

メタル度

メタル側からみればそりゃ情けない。

いちげんさん愛想度

あるようなないような。

固定客満足度

−−−−−−−−−−−

和尚様曰く

今のリスナーには必須の名盤なんでしょう。
とか言ってたら、こういう音も今や廃れた。
流行というものは不思議である。



その十七

CRIMSON GLORY “STRANGE AND BEAUTIFUL” (1991)

駄作ポイント

期待したのにコリャ何だ...というやつ。

文句を垂れた人たち

これまでのファンは怒った。

 前作、前々作(ファースト、セカンド)が名作級の出来で、ファンの数もぐあーっと増えたときに満を持して出たサードアルバム。
 ここでまた名作を出してればクイーンズライチ級に成功したわけです。ここでコケてくれるとは泣ける。“Valhalla”“Red Shark”が一気に懐メロと化してしまった。路線変更にしても中途半端極まる。仮面脱いだら凡人でした...なんてひどいこと言った人がいたが、これなら仕方ない。

かばった人たち

いるの?

雰囲気は決して悪くないが、ショボい。

メタル度

曲がへぼいから当然情けない。

いちげんさん愛想度

このバンドらしくなく、かなり感じられる。

固定客満足度

こんなもん固定客に出すな!

和尚様曰く

名作のなれの果てをのぞいてみたい方のみおすすめ。



その十八

CRO-MAGS “ALPHA-OMEGA” (1992)

駄作ポイント

前作がパンクメタルの最高傑作だっただけに、
語るバンドになってしまったのが残念!

文句を垂れた人たち

いっぱいいたと思うよ。

 パンクス+メタルギター、というメンツから生まれた名作"BEST WISHES"はこれのひとつ前の作品だったが、まあ、メタルギターにいちゃんが抜けてしまっても、じゃあもっとあれ以上根性の入ったハードコアサウンドになるのか!?と当然思う。
 実際はある意味フツーのメタルサウンドに近づいて、そして全然つまらなくなった。

かばった人たち

さあ?

プー。

メタル度

前作と比べれば虎とニャンコくらい違う。

いちげんさん愛想度

さあ?

固定客満足度

あかんでしょう。

和尚様曰く

これがCRO-MAGSか??



その十九

CRYPTOPSY “NONE SO VILE” (1996)

駄作ポイント

わ、わけわかんないよう。

文句を垂れた人たち

メロディアスハード好き、、、なら怒るだろうなあ。

 これは出た瞬間から名盤扱いされていた。私は全然わからなかった。駄作だとは思わないが、80年代は平和な時代だったなあ...なんて思える90年代の最右翼作品のひとつがこれでしょう。
 メロディーがゼロの、デスメタル最先端。80年代スラッシュメタルなんて、これを前にすればザコ敵。
 で、強いバンドが必ずしも魅力的ではないと思うのだが。ドラマーの驚異的技が話題になったが、音楽そのものにあんまり関係がないという気が。
 そのへんはメロディー第一に考える80年代メタルリスナーの観方だから、ファンの方、すまん。

かばった人たち

デスメタルマニア、エキストリームメタル好き。

ですから、わけわかりません。

メタル度

この当時時期限定世界一

いちげんさん愛想度

ゼロ以下!

固定客満足度

−−−−−−−−−−−

和尚様曰く

「大ボス」の存在感ですが、80年代メタルファンは
攻略しようとは思わないと思います。



その二十

THE CULT “CEREMONY” (1991)

駄作ポイント

格のある作品とは思うけど、わかりにくさが×。

文句を垂れた人たち

前作、前々作でファンになったリスナー。

 とんとわかりにくくなった。
“ELECTRIC”より前の作品、ハードロックのハの字もなかったあれらの作品を大事に抱えていたファンには傑作かもしれない。
 次作その名も“THE CULT”ではまだこれ以上わかりにくくなって、アルバム“SONIC TEMPLE”でメタルリスナーが抱いた新しい形の感動は一体何だったのだという気になった。
 ところが2001年のアルバムで戻ってきた。“SONIC TEMPLE”以来(以上?)の大傑作だった。ほれ、やっぱりこういうバンドだったんですよと大いに安心した。

かばった人たち

THE CULTに改名以前の、昔のファン(?)

効かぬ...効かぬのだ弟よ...

メタル度

根性の入った音ですが...

いちげんさん愛想度

全然ない。

固定客満足度

長年の固定客なら満足したかも。

和尚様曰く

何度も言うけど、わかりにくい作品。



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