ちなみに「駄作ポイント」は拙僧の意見じゃございません。
リリース当時、そういう風に見られていたという事実です。
誇張もたまにありますが。


〜D

その一

D.A.D. “HELPYOURSELFISH” (1995)

駄作ポイント

あの音が聴けない...

文句を垂れた人たち

当然あの音を期待して買った人たち。

 久しぶりの作品だったから、当然あのヒョウヒョウとしたポップメロディーが聴けるとみんな思って買った。
 「オレらは同じことはしない、新しいオレらを聴いてくれ!」、それはわかる。
 それを言うなら単純な話、説得力がなければ。説得力があったらブラックメタルになってたって一向に構やしない。説得力のない新路線、中堅バンドの駄作の典型かも。

かばった人たち

この作品でこのバンドに初めて接した、という人の中にはいるかも知れない。

寝る。

メタル度

あのカラーがほとんどうかがえないぶん、やっぱり情けない。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

勝手にメニュー変えるなよ。

和尚様曰く

特殊ジャケットが購買欲をそそりますが、内容は保証しません。



その二

GLENN DANZIG “BLACK ARIA” (1993)

駄作ポイント

これが仮にもメタル? ハードロック??

文句を垂れた人たち

というか、日本では買った人、5人くらいしかいないんとちゃう??

 これはこういうものだと思って買うものであり、何も知らずに買った人間が駄作と呼んではいけないアルバムかもしれない。
 全編、インスト。それもキーボード以外何も出てこない。DANZIGなるバンドを知りたくて、もしこれを買ってしまった人がいたとしたら、お気の毒としか言いようがない。
 内容は良いも悪いも、評価不能といったとこ。ホラー映画のサントラとしても十分に通用する。
 ただし一点、気に食わないのは、ものすごく制作費用は安いはずなので、比例してCDの値段も安くせよといったところ。

かばった人たち

上に同じ

うわ〜

メタル度

ひょえ〜

いちげんさん愛想度

きょえ〜

固定客満足度

サタ〜ン

和尚様曰く

正しくソロアルバム、なんでしょうねえ。



その三

DANZIG “BLACKACIDEVIL” (1996)

駄作ポイント

今風のことするな!

文句を垂れた人たち

評論家、およびコアなリスナー。

 今風といっても、何も軽くなったという意味ではない。当時をときめくALICE IN CHAINSのジェリー・カントレルが参加してたり、要は今のデジタルへヴィーロック化したということ。
 機械で武装しても、やっぱり悪魔は悪魔だと思った。邪教祭壇の煙立ちこめるお得意のスローナンバーがないのがファンとしては残念なポイントだっただろうが、とりあえず無敵のダークカラーに陰りはない。

かばった人たち

今風を気にしないリスナー。

そんなに悪くない。

メタル度

悪魔らしさに陰りなし。

いちげんさん愛想度

あるのかないのか、全然わからん。

固定客満足度

?????

和尚様曰く

傑作とも思いませんが凡作でもありません。



その四

DARK STAR “REAL TO REEL” (1987)

駄作ポイント

え!? ホントにあのダーク・スター? ど、どこが?

文句を垂れた人たち

というか聴いた人いるの?

 駄作と騒ぐほど流通していなかったアルバム。
 “Lady of Mars”という曲をご存じだろうか。
 実力はどうであれ、個人的にはNWOBHMムーブメント中いちばん雰囲気あったバンドだと思ってたから、87年久々の再編作品に、注文までして買いましたよこれは。
 で、内容はメンツは同じでもまったく違うバンドのサウンド。それも炭酸の抜けたサイダーのようなかったるいハードポップ。思い入れに泥を塗りやがって。
 今貴重盤だって? これが? くそ、惜しいことした。大掃除のときに捨ててしまった。

かばった人たち

上に同じ。

おなら。

メタル度

あかん

いちげんさん愛想度

あるのかないのか、全愛想だけはあるけど...

固定客満足度

はよ店たため。

和尚様曰く

完璧なる駄作。



その五

DARK TRANQUILITY “THE MIND'S I” (1997)

駄作ポイント

関西弁というのがメタルにフィットしているとは全然思わないけど、
これを聞いた友人の感想は
「しょうむな。わっかりにく。」
というものだった。

文句を垂れた人たち

メタルは勢いよく走ってこそなんぼ!と思う人。

 これは駄作だと思う。人気が上がれば変に余裕だけが目立ったつまらない作品を出す、そんなケースは80年代にもたくさんあったが、音のスタイルこそ変われど90年代にもしっかり駄作パターンとして存在する。
 ライナーノートにこれでもかという絶賛が載っているが、じっくり読まなければ音の良さが分からないなんて音は完全にマニア向けである。音楽性が理解できても、単純にもう一度聞く気がしないというのが駄作である。
 それなりに奥のありそうな雰囲気があるが、結局それがなんなのかわからない。何といっても1曲1曲に魅力がなかった。
 ただし、のち、このアルバムのカラーを分かりやすいものに改造し、名作を作ったバンドの腕は本物である。

かばった人たち

評論家。ライナーの絶賛が白々しいですねえ。

寝る。

メタル度

音は激しいのもあるけど、わっかりにく。

いちげんさん愛想度

あるのかないのか、全愛想わからん。

固定客満足度

さいなら。

和尚様曰く

あかん。



その六

DAVID COVERDALE'S WHITESNAKE
 “RESTLESS HEART” (1997)

駄作ポイント

おとなしすぎるよこれ。
いくらシブいといっても。

文句を垂れた人たち

いっぱいいたと思います。

 DAVID COVERDALE'S、というのは逃げだろうか、「これのどこがあのWHITESNAKEだ!?」と言われたときの。
 でもこの音でWHITESNAKEと言ってほしくなかった。確かに、らしい音といえばらしい音だが、過去の連作中、箸休めに置かれていたような曲のオンパレードである。
 1、2曲聴くうちに聴き手のテンションがへにゃ〜と下がってしまって、5、6曲目ともなれば眠気を感じた。タイトル曲のみ素晴らしかった。
 実際エイドリアン・ヴァンデンバーグとの二人三脚作品でもあるのだが、そういう期待すら裏切ってくれた。エイドリアン・ヴァンデンバーグ本人も悪いのかもしれないが、VANDENBERGという80年代世界屈指のバンドの音に取って代わるものが2013年現在いまだ世に出ていないのが残念である。

かばった人たち

冷静にかつしっかり聴いた人の中にはそりゃいっぱいいたかと。

ハイライト曲少ない...

メタル度

そこは求めないが。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

でもおやじくさい店になったもんだ。

和尚様曰く

先に聴く作品があるでしょう。



その七

DAVID LEE ROTH “SKYSKRAPER” (1998)

駄作ポイント

か、軽〜!

文句を垂れた人たち

評論家多数、ファンも多数。

 前作“EAT 'EM AND SMILE”のサウンドは一体何だった? オールディーズやってもいいのだ、それは昔からこの人の趣味だから。でも、この軽い音だけはあかんかった。
 スティーヴ・ヴァイがこれほど存在感のないアルバムもない。「まるっきりパラダイス」(またアホな曲名)が少しヒットしたが、少なくともメタルリスナーにとってはちっともパラダイスじゃない。
 前作ほど暴れないでいいから、少なくともどっしりした音を聴かせてほしかった。連作中この作品だけが浮いている。ジャケットもタイトルもかっこいいのに。

かばった人たち

このおやじの人物像に惚れていた人。

ハードポップとしては悪くない曲もあるが...

メタル度

軽い。

いちげんさん愛想度

めいっぱいパラダイス。

固定客満足度

でもあかん。

和尚様曰く

大御所にしては詰めの甘すぎる音。



その八

DEATHROW “RIDERS OF DOOM" (1986)

駄作ポイント

某メタル雑誌で歴代最悪点数を賜ったそうです

文句を垂れた人たち

評論家。評論家大好きっ子(...)たち。

 80年代、最も駄作として扱われたのはこういう音だった。
 個人的には90年代、ださメタルに興味を持ち出してから中古屋さんで買ったものであり、ださメタル嗜好というものがなければどういう評価が出るのか、自分でもわからない。
 ただ、これを聴いて怒る人はすごく度量の狭いつまらない人だと思う。馬鹿にするのは大いに結構。俺もメタルをネタに笑うことはよくあるから。しかし5点10点というひどい点数をつけて切り捨て、おまけに罵倒して嘲るのはどうかと。弱い者を苛めるのはやめてほしかった。

かばった人たち

クソメタルマニア。

ノーコメント

情けな度

勇ましすぎるゼイ

いちげんさん愛想度

んなもんあるわけなし!

固定客満足度

クソメタルばんざーい!!

和尚様曰く

個人的愛着度でいえば100点満点。
しかし普通の人は聴かないほうがいいかと...




その九

DEEP PURPLE “THE BATTLE RAGES ON” (1993)

駄作ポイント

...曲ショボい。
リッチー、ロジャーやる気なし。

文句を垂れた人たち

みんな。

 もう、どうしようもない、まったくかばいようのない作品。
 駄作ポイントとして、まず第一に「リッチー・ブラックモアによるレインボー“BENT OUT OF SHAPE”で使った有名リフの使い回し」というのが大きいが、大体、海外ではパープルに比べレインボーの知名度があまりない。
 あくまで海外の話であるが、戦略的にはこれでいけるとなったのかもしれない。そこまでは個人的には全然構わないと思うが、しかしその使い回し方があまりにセンスなかった。
 ここまでくれば、私などは怒るよりゲラゲラ笑い倒した。“Anya”のイントロのみちょっとカッコいいかな、と思ったりしたが、リッチーのアホギターがパッチ老人の間寛平のごとく杖を振り回し、曲を粉々に壊す。
 しょせん母体は70年代ハードロックだったから、ぶっ壊れ具合も新しい味などにはならず、ただただダレた印象でツッコミのしようがなかったことも駄作たる大きな理由。
 ブツ切りにして細かい要素を観れば確かにベテランにしか出来ないおいしい味もある。しかし素材がおいしくたって料理の仕方でいくらでもまずくなってしまう。このヌルさユルさ、聴いていて耳が弛緩する。生まれて初めて聴いたロックがこの作品なら、その子はきっとロックファンにはならない。
 プロデューサー、ロジャーのおっさんもリッチー同様やる気なかったか、老いぼれたかのどちらかだ。同じくプロデュースを手がけた、似たタッチの音とはいえ、例えば70年代ナザレスの名作あたりが泣くぞ。80年代はハズレ出さない、ってのが大御所の不文律だったのだが。
 ブリティッシュハードロックファンとして、この作品を足蹴にできる自分の敬老精神のなさをマニアの方々に懺悔する。
 しかし2013年現在、ジョン・ロードというR.I.P.メンバーを出しながら堂々の新作を出し、たとえば↑アルバムよりも数倍素晴らしい、覇気のあるアルバムを出しているのだから、もとより敬老精神のない私のような人間は、しっかりとこのバンドに敬老精神を教えてもらった次第である。

かばった人たち

そりゃあファンの方です。

・・・・オナラ多い

メタル度

求めてないけど、それにしてもダメである

いちげんさん愛想度

ボーカルはかなり愛想ありますが、それ以外の人たちは全然。

固定客満足度

本当の固定客はならではの味を堪能できた、んじゃないですか?

和尚様曰く

老いを楽しむという楽しみ方もあるでしょう。



その十

和尚特選!

DEEP PURPLE “PURPENDICULAR” (1996)

駄作ポイント

リッチーがいない。
昔のハードロックっぽくない。

文句を垂れた人たち

自分こそ神だと思っている評論家連中。

 さて、こっちのアルバムである。
 このアルバムは良かった! リッチーがいない、なんて何をジジくさいことを。名手スティーヴ・モーズがあの(新生)KANSASでも聴かせてくれた生命力あふれるギターリフを流暢に響かせ、個性で言ってもさすがにこのブランドたる大きな大きな御姿が今再び完成した。
 これを真面目に駄作と評した人に問いたいが、“Sometimes I Feel Like Screaming”を聴いてどう感じたのだろう。“Loosen My Strings”も駄曲なのか。好きな人がいない好きなバンドの作品は絶対に駄作になるんだろうか。
 “THE BATTLE RAGES ON”で100%この大御所を見限った私であるが、しかし耳が正直に語る。これは90年代屈指の美旋律ハードロック作品である。

かばった人たち

買ったリスナーの大多数。(と思う)

いいよ!

メタル度

求めてないのに、結構あった!

いちげんさん愛想度

かなり!

固定客満足度

おいしいという固定客もたくさんいたが、新しい品書きに怒ったジジイの固定客もたくさんいた。

和尚様曰く

本当に久々の名盤!
これを駄作と言う人間から先にメタルから引退しなはれ。
このアルバムは結果的に、リッチーがいなかったから
名作だったという言い方もできる。
リッチーが諸悪の根源だったのでは?



十一

DEF LEPPARD “ADRENALIZE” (1992)

駄作ポイント

こけた!!

文句を垂れた人たち

いっぱい。

 駄作の多いバンドになってしまいました。
 これは名作中の名作""HYSTERIA"から4〜5年ぶり、久々の作品になったが、全世界から落胆の溜息が聞こえてきそうなくらい、しょうむないアルバムだった。
 結局、1年に1枚とかペースよくアルバムを出していたのなら、1枚や2枚の駄作などすぐにカバーできたんじゃないだろうか。
 ツアーの多さは昔から世界一を誇るくらいのバンドであるが、それを休んで、やっぱりアルバム制作にじっくり時間をかけてほしかった。

かばった人たち

ファン。

これさえよければこのバンドなんだから、みんな許した

メタル度

元気はあるけど...

いちげんさん愛想度

相変わらず。

固定客満足度

固定客といっても完全に2つに分かれた。

和尚様曰く

4〜5年待たせた割にはおもいっきり駄作でしょう。
こういう場合お抱えファンの愛の言葉など説得力なし。



その十二

DEF LEPPARD “SLANG” (1996)

駄作ポイント

たった一言、つまらん。

文句を垂れた人たち

首を長くして待っていたファン大多数。

 ビッグなバンドだから、いいところを見つけようと何度も聴いたが、今タイトル曲の“slang!”というシャウトしか思い出せない。
 らしいもらしくないも、曲が印象に残らないという大コケ作品だった。NWOBHMの1バンドでしかなかった、あれだけ安っぽい音出していたファーストアルバムの曲ですら、今サビくらいなら何曲でも歌える。神通力というのか、問答無用の力が感じられなかったのが悲しかった。復活あるか?

かばった人たち

曲よりもブランドを大事にする人、またはこのバンド以外目に入らない人。

だから、つまらんって。

情けな度

つまらん=情けない

いちげんさん愛想度

結構あると思うが...

固定客満足度

全然...だったんじゃないですかね。

和尚様曰く

好きなバンドですからこんなこと言いたくないんですが、
80年代の作品のほうが何倍も素晴らしい。



その十三

DESTRUCTION “CRACKED BRAIN” (1990)

駄作ポイント

中心人物シュミーア脱退。
ザ・ナック“マイ・シャローナ”のカバー。

文句を垂れた人たち

評論家筋、またはメタルにポップ曲のカバーはご法度と考えるじじいたち。

 中心人物が抜けたって、リフも分厚く疾走感満開、スラッシュメタルとして一体何がダメなのか。ザ・ナックのカバーもあれやこれや言われていたわりには全然マトモ。いや、マトモにカバーしているというわけではなくて、スラッシュバンドがスラッシュメタル調でカバーしているから全然違和感なし。
 偏差値的評価が高くとも、前作“RELEASE FROM AGONY”は音壁も薄く、IQの高さは感じさせてもヘヴィ・メタル的になんかグネグネしていて、スカッとしないサウンドだった。私はこっちの90年ディストラクションのほうが好きだ。“Die Before You Born”なんかものごっつい迫力である。デビュー時の恐々たる出で立ちがメジャー化したみたいな雰囲気がある。

かばった人たち

スラッシュメタルファン若干。

割といい。

メタル度

かなり炸裂。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

おいしいと言う人とまずいと言う人に完全に二分。

和尚様曰く

何が駄作だ!



その十四

DIAMOND HEAD “DEATH & PROGRESS” (1993)

駄作ポイント

待望の再結成なのに、なぜ「待望」の音を出してくれなかったの?

文句を垂れた人たち

待望していた人たち。

 妙にモダンな感触のするハードロックである。あの、このバンドオリジナルの詩的なカラーはずいぶんと薄れているが、かといって無機質な音になってしまったわけでもなく、この超ウマい歌こそこのバンドの醍醐味と昔から思ってきた人には違和感もさほど耳に障らない。曲的に決して悪くない作品だと思うが、でも評判悪かったなあ。

かばった人たち

趣味の広い人。心も広い人。

まあまあ良い。

メタル度

まあまあ。

いちげんさん愛想度

この手のジャンルとしては結構あるほうです。「マイ・シャローナ」関係なしに。

固定客満足度

怒って帰る客もいれば「こんなもんやな」と納得する客もあり。

和尚様曰く

でもタイトルにDEATHってちゃんと言ってるやん。
生まれ変わり作品としては傑作!



その十五

DIO “LOCK UP THE WOLVES" (1990)

駄作ポイント

ヘチョい。勢いも曲も。

文句を垂れた人たち

冷静に評価する評論家にとどまらず、ファンも。

 “HOLY DIVER”“THE LAST IN LINE”“SACRED HEART”“DREAM EVIL”と名作メイカーのロニー御大が、期待を初めて裏切った作品。
 それまでは意地悪な人たちにあれやこれや言われても、曲のテンション、曲の良さだけはポリシーとしてその質を頑なに守った御大でしたが、90年代幕開けというここに来てきて、なんでこんな低質な作品をリリースしたのか、本当に疑問だった。
 当時はこの声あれば名曲という存在感だったので、すごく変な雰囲気を感じてしまった作品である。酷評されても、一分残った魂を探そうと必死になるのがファン心理であるが、そういった意味ではやっぱりファンを裏切ったことになるのか。この作品以降つまらない作品ばかり出し続け、今では駄作メイカーの汚名まで浴びせられてしまった。

かばった人たち

この作品誉めている人に会ったことありません。

あかん。

メタル度

勢いだけはあるけど。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

材料落ちたんちゃう? 固定客は味にうるさいねんで。

和尚様曰く

何度聴いてもつまらん...
ローワン・アトキンソンではなかった、
ローワン・ロバートソンって何者だったんだ?
と思って今調べてみたら、地元ノルウェーでしっかり活動している。



Dの項駄作その十六

DIO “ANGRY MACHINES" (1996)

駄作ポイント

..............

文句を垂れた人たち

.....こうして悪く紹介するのは誰か鞭打つみたいで気も引ける。

 アングリーって、こっちがアングリーですよって。なんだかんだ言ってこのアホ和尚は全アルバム持っている。いつもいつもボロカス言いながら、しっかり買ってきた。
 「駄作」たる理由として、ギタリストのピントハズレのアピールが最もたる理由、と何度も本などで読んだが、もうそんな次元じゃなかった。
“MAGICA”などでは路線だけでもこのバンドらしいスタイルに戻してくれたようだが、ひょっとしたらDIOの完璧復活もあり得たかもしれない。
 DIOとしては結局80年代の名作を上回る作品を出すことなく、天に召された御大だったが、偉大な人物であったことは間違いない。この人がいたから、還暦を越えたミュージシャンたちが数多くいまだ活躍しているのだ。この人は「道」だったのだ。

かばった人たち

.....そんな奇特な人、おったの?

あかん。

メタル度

なんやようわからんね。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

.........

和尚様曰く

どんな曲があったか、いや、どんな音だったかすら今思い出せない...



その十七

DOKKEN “SHADOWLIFE" (1997)

駄作ポイント

方向性をどうのこうの批評する気はないが、
曲がヘぼい。

文句を垂れた人たち

たっくさん。

 個人的には曲を吟味せずして路線云々で評価するのは間違っていると思う。文章を書かされている評論家や金が余って仕方がないリスナー以外、払った分何とか元とってやろうと聴きこんで、良さを探すのが普通と思う。
 このアルバムについてもそういうふうにして聴きこめば、まあまあいい曲もあるのだが、この作品の失敗ポイントは、路線変更どうのこうのではなく、ひとえに力の弱さである。
 全然このバンドらしくないと多くのファンに言われたオープニング曲も、もっとガギガギに、もっと重量感あふれるサウンドだったら誉めてくれるリスナーの数は増えたと思う。

かばった人たち

そりゃファンの中にはいるんじゃないですか?

プー。

メタル度

これは情けないでしょう。

いちげんさん愛想度

まあまあ。

固定客満足度

カウンター席には何人か固定客が座っておられたようですが、店はガラガラ...

和尚様曰く

このバンドを知りたいなら80年代の作品を。




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