ちなみに「駄作ポイント」は拙僧の意見じゃございません。
リリース当時、そういう風に見られていたという事実です。
誇張もたまにありますが。

〜J

その一

JOE LYNN TURNER “NOTHING CHANGED” (1995)

駄作ポイント

この内容でこのタイトルは悪印象です。

文句垂れた人たち

いっぱい。

 何もレインボー時代に戻れと言う気はなかったが、それならそれで代替品を用意しろというのは勝手な言い草だっただろうか。同じ色でなくてもいい、しかし同じ程度の満足感はほしかった。
 50分ほど、そこそこ快適な空気を運んでくれはするが、しかし何も起こらないで50分が過ぎたという感じ。それで“nothing changed”とは、何じゃそらである。

かばった人たち

こっちもいっぱい。

退屈なんですけど。

メタル度

あかん

いちげんさん愛想度

かなりのもの。

固定客満足度

こんなもんですか?

和尚様曰く

血気盛んなメタル野郎にはくそ退屈なアルバムです。



その二

JOE SATRIANI “ENGINES OF CREATION” (2000)

駄作ポイント

どうもハゲチャビンになってからのアルバムは...

文句垂れた人たち

ギターマニアじゃない人...と思う。

 はげチャビンになってからのアルバムがぴんとこない。毛が才能を持って行ってしまったのか。
 風格はあるが風格だけで名作とは言いたくない。
 バカテク、それは素晴らしい。でもインストアルバムはギターが歌を歌ってくれなければつまらない。昔から「歌」の上手なギタリストだったが、玄人好みの曲改造計画はこの通り失敗に終わっていた。

かばった人たち

ギターマニア。

退屈なんですが...

メタル度

そこは関係なし

いちげんさん愛想度

???

固定客満足度

さて...?

和尚様曰く

日本のレコード会社の宣伝文句がまずあいまいでヘンテコ。
血の通っていない美辞麗句こそ駄作を見分けるポイントかもしれません。



その三

JOHN SYKES “20TH CENTURY” (1997)

駄作ポイント

軽い!

文句垂れた人たち

結構いました。

 ブルー・マーダー名義ではなくしっかりソロなんだから、別に何やってもいいといえばその通りであるが、でも、この作品の1つ前の軟派なバラードアルバムといい、この作品といい、ここらあたりで男のファンがいっぺんに少なくなってしまったのは本当。
 曲はこれでいいと思う。でも、もっとずぅ〜んと重量感をつけてくれても。この音はあんまりかっこよくない。軽い。

かばった人たち

こっちも結構いました。

軽い!と言われて聴けば、曲はよいじゃないですか。

メタル度

ブルー・マーダーの1枚目あたりと比べると、そりゃ情けない。

いちげんさん愛想度

かなり。

固定客満足度

賛否両論。

和尚様曰く

曲はいいです。



その四

JUDAS PRIEST “POINT OF ENTRY” (1982)

駄作ポイント

ブリティッシュメタルの矜持はどこへ行った?

文句垂れた人たち

イギリス代表バンド!と賞賛していた人たち。

 あれこれ問題作を出してきたこの人たち。ブリティッシュ代表という看板を背負ってはいたが、まだメタルゴッドと呼ばれるほどじゃなかったこの時期、風格を感じさせる雰囲気であればポップ路線だって大丈夫だったと思う。
 この作品にはその風格が少し足りなかったような気がする。どんな悪評に対しても「メタル神の怒りの雷に打たれろ!」というパワーを感じさせる作品ばかりだった。そのパワーがこの作品にはない。単純に、ロックとしてのパワーも足りない気が。

かばった人たち

アメリカ人(たぶん)

ハイライト曲以外の質の低さといったら。

メタル度

もうひとつ。

いちげんさん愛想度

似合ってないのにめっちゃあったりして。

固定客満足度

?????

和尚様曰く

↑とかいいながら、今このへんのCD安いから買っとってもいいと思います。
2曲ほどすんばらしい曲入ってます。





和尚特選!
その五

JUDAS PRIEST “TURBO” (1986)

駄作ポイント

ギターシンセ使うとは恥を知れ!
何だこのモダンな感触は!

文句垂れた人たち

評論家、および評論家が常に正しいと考える個のないリスナー。

 これを気に入らないリスナーがいたって構わない。いくらメタル好きといったって好みは千差万別ですから。
 ただ、これを駄作であるかのように大口開いて宣伝した評論家を、私は軽蔑する。
 繰り返すが、この傑作を気に食わないなんて、それは聴く人のごく個人的な嗜好、思考である。ただ、音楽広めずに、「自分」を広めてどうすんねん、ということである。もしこの作品が本当に駄作なら、私は持ってるCDレコード全部叩き売ってその金でロックのない国へ行ってやるわい。
 駄作でない、どころか、名作中の名作である。若いリスナーがすべて答えてくれるだろう。

かばった人たち

ファンですよもちろん。

素晴らしい。

メタル度

さすがメタルゴッド!!

いちげんさん愛想度

結構あるけど、嫌味に思えない。

固定客満足度

さすがおいしい!

和尚様曰く

持ってないなら、真っ先に買いなさい。





和尚特選!
その六

JUDAS PRIEST “RAM IT DOWN” (1988)

駄作ポイント

ジョニー・B・グッなんて何事だ! けしからん!

文句垂れた人たち

とバカ正直に叫んでてめえの器の狭さをさらした偉そうな評論家。そいつらおかかえのリスナーども。

 なぜこの作品の評判が悪かったのか、いまだ、とことん理解に苦しむ。想定外のことを、たった1曲やったら、あかんのかと。
 “DEFENDERS OF THE FAITH”あたりに比べると音壁は少々薄くなったようでありながら、そのぶん暴れっぷりが凄い。2曲目その名も“Heavy Metal”、インダストリアルメタルみたいやんけとのたまった奴を私は蹴っ飛ばしてやったことがあったが、こういう形で今を意識した音造りというのは、私はメタリカの“AND JUSTICE FOR ALL”以上の凄さだと思ったが。
 オープニングナンバーの激烈さも相当なもの。“Blood Red Skies”など帝王にしかできない風格のバケモノみたいな曲、“Hard As Iron”に至ってはメタルアンセムと言っていい。ラストナンバー"Monsters of Rock"はちびる。

かばった人たち

ファンに決まってます!

サイコー!

メタル度

最高に勇ましい!

いちげんさん愛想度

無愛想。(1曲除けて)

固定客満足度

最高に満足する固定客もおれば、わけわからず怒って帰る人もいた。

和尚様曰く

間違いなく名作。このバンドが好きなら、悪く言う意見を一切信用するな。



その七

JUDAS PRIEST “JAGULATOR” (1997)

駄作ポイント

モダンメタルやなあ。美旋律もないなあ。

文句垂れた人たち

久々の作品、大きな話題となり評論家の出る幕無し。リスナー約半分。

 これは駄作扱いされている作品というわけではなく、リスナーの評価が見事に2分している作品というわけでして。
 私の意見などアテにならん。というか、いまだいい作品かつまらない作品か、わからない。
 さすがにメタルゴッド、その足音は並のバンド、いや並ではないバンドすら蹴散らす勢いと荒々しさに満ちている。音そのものの印象は確かに無敵。しかし印象に残る曲が、あんまりなかったりする。
 最強、それは誰もが認める、しかし試合がおもろうないというかつての北尾光司みたいな存在感に感じた。

かばった人たち

リスナー約半分。

......

メタル度

いかつさは全盛期以上。

いちげんさん愛想度

あるようなないような。

固定客満足度

素材は変わらずとも、ガラッと変わった品書きに唖然とした固定客多し。

和尚様曰く

90年代メタルを語るには不可欠な作品??




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