ちなみに「駄作ポイント」は拙僧の意見じゃございません。リリース当時、そういう風に見られていたという事実です。誇張もたまにありますが。


〜V

その一

VALENCIA / VALENTINE "V" (1999)

駄作ポイント

...........

文句垂れた人たち

...........

 メタル歴代最悪アルバムかもしれん。

 駄作を通り越して本当に腹が立つ。金返せじゃ済まん。 このアホ和尚、こう見えても“GAEA”を究極の名盤だと思ってるし、“MAGIC INFINITY”なんか一家に一枚と思ってるし、“God”ではホントにロックファンでいて良かったと思ったのである。
 カラオケ!カラオケ! 東京っこ?
 もう、死になさいな。
 ボーナストラックでもいらん、こんなつまらん曲を中心に展開する、激つまらん馬鹿マンガのようなこの軽さはなんだ。生まれてからこの時期まで聴いた音楽の中で、これほど最悪な軽さは初めて。この温厚な和尚を怒らせるとは、まったく並の駄作ではないぞ。
 人の車に乗せられて、嫌々聞かされたわけではない。
 日頃行かない店に行って、BGMで聞かされたわけでもない。
 ただただ、自分が期待して、自分の金で買ったからこれだけわしは腹が立つのだ。
 もう、この人たち関連の作品は金輪際、絶対買わん。“VALENCIA III”で悪い予感してたんやけどねえ...

かばった人たち

...........

...........

メタル度

...........

いちげんさん愛想度

...........

固定客満足度

...........アホくさいの一言。

和尚様曰く

天に滅っせい!!



その二

VAN HALEN "DIVER DOWN" (1982)

駄作ポイント

全然ハードロックじゃない!

文句垂れた人たち

と思ったリスナーたくさん。評論家も。

 オールディーズのカバー天国、デイヴ・リー・ロスの趣味満開の作品。怒ってた奴、たくさんいたな。
 結局素晴らしい作品なので、買う人はじゃんじゃん買って、アメリカでもかなりのセールスを記録した作品である。
 “Dancing in the Streets”(モータウン有名曲、デイヴィッド・ボウイ&ミック・ジャガーもやってました)は本当に踊りまくっている曲であるが、決して踊らされている曲ではない。何を言っても、結局似合っている。
 繰り返すが、踊らされているのではなく、踊っているアルバムである。踊るを躍る、と言い換えてもいい。
 以降こういうバンドになってしまったわけでもなく、大御所バンドは1枚でいいからこういう作品を作ってほしいものである。

かばった人たち

一般洋楽ファン多数。

よい!

メタル度

そこをやいやい言わんでも。

いちげんさん愛想度

何とも能天気な愛想の良さ!

固定客満足度

.........評価は二分しましたが、洋楽ファンでもある固定客は大歓迎!

和尚様曰く

名作じゃい!



その三

VAN HALEN "VAN HALEN III" (1998)

駄作ポイント

やっぱり、軽いんじゃないかい? 

文句垂れた人たち

結構たくさんのリスナー

 買ったときは全然聴かず、ある日何かのきっかけで聴いて、コレいいやんけ、ということがたまにある。
 この作品がそうだった。
 この時期に至ってバリバリのヘヴィ・メタルを期待する人間はいなかったと思うが、ただ、もう少しフットワークの軽い音でも良かったかな。
 ポップスでも盆踊りでも個人的には何だっていいが、ここまでの大御所が、御大サミー・ヘイガーが脱けたあとにガツンとくる曲を生まなかったのが、不評だった理由だと思う。
 しかしじっくり聴ける、味のあるアルバムである。

かばった人たち

これもたくさんいたような。

いい曲もあるって。

メタル度

メタル!として観ればそりゃ情けないけど。

いちげんさん愛想度

めっちゃある。

固定客満足度

客増えず、客減らず。

和尚様曰く

決して悪くないと思うんですけど。



その四

VENOM "WELCOME TO HELL" (1981)
"BLACK METAL"
 (1982)

駄作ポイント

これでも音楽か!?

文句垂れた人たち

時代によって変わってきたようですが、当初は酷評の嵐以下、雑誌メディアにも完全に無視された。

 VENOMのファンは2通りいる。
 マジでガチのリスナーと容認派。
 信者とスラッシュファン。
 マニアと面白いもん好き。
 一体出たころどれほどの騒ぎになったのかと思う、そんな作品であるが、リリース時は、実際、雑誌などにも完全無視されていた。
 本当である。最初から日本盤でしっかり出ていたのに、珍しいパターンである。
 当時の雑誌、評論家が完全無視を決め込んだのである。ファンもガチであれば、聴かない人間もガチだった。
 平和な時代だった。
 路線をどうのこうの言うより、まずこのあまりにも安っぽい音に怒った人は怒ったと思う。
 今となれば「ジャンクメタル」という誉め言葉もある。こういう音に対する観方も時代によって大きく変わってきた。
 私はこれに対しては、おちょくり派+物好きリスナーである。好きか嫌いかと言えば、絶対的に好きである。
 ただしガチのマニアには許せないそうだ。

かばった人たち

これも時代によって変わってきましたが、皆の者、当初から絶賛していた人をエキストリームメタルファンの教祖として崇めなさい。

...........

メタル度

とてつもなさ過ぎて近所迷惑である。

いちげんさん愛想度

ゼロ以下。

固定客満足度

地獄のサウンド。しかし地獄が最高の居心地という趣味の人もいる。

和尚様曰く

人によってはかなりの駄作になるでしょうが、エキストリームなスタイルもOKという人には若い人でも結構聴けるかと。極端なサウンドには、罵倒か絶賛しかない。



その五

VENOM "CALM BEFORE THE STORM" (1987)

駄作ポイント

なんで普通のメタルになっちゃうの。

文句垂れた人たち

買った人ほとんど。

 駄作はこっちである。
 一般リスナーから観ればかなり聞きやすくなったかもしれないが、初期のサウンドのほうが数倍良かった。
 地味であり、それ以上に全然目立たないNWOBHMサウンドのまがい物のような音である。
 実際この作品で黄金トリオ編成も完全に崩れ、クロノスのプロジェクトバンドみたいになってしまったので、魔神クロノスの思うがままのにできた、そういう世界の音だと思うが、なんせ迫力不足というのが辛い。

かばった人たち

くされメタルファン若干。

つまらん...と思う。

メタル度

このバンドか?と思うくらい情けない。

いちげんさん愛想度

相変わらずなし。

固定客満足度

もの足りんぞ...

和尚様曰く

つまらんぞー!



その六

VIKING CROWN "AN ORTHODOX STEPS OF RITUAL" (1998)

駄作ポイント

笑うくらい、最低。

文句垂れた人たち

98%のリスナー。

 パンテラのフィル・アンセルモ、ブラックメタルプロジェクトの第1弾。
 「意図的にプリミティヴな空気を作り出し...」なんてふざけたことを抜かすんじゃない。北欧の白塗り軍団の方がよほど音楽らしいことをやっている。ここにあるのはむしろ効果音に近い。地獄の効果音である。
 中学生でもこれ以上の音は作れるぞ。意図的に無茶をやったと言われても、それは評価できない。↑に紹介したVENOMのほうが1万倍音楽だ。本当。
 こらハゲオヤジ(今はハゲじゃないのか)、こんなものにリスナーをつきあわすな。金返しやがれ。

かばった人たち

極道ブラックメタルマニア。

曲かこれ??

メタル度

ぎゃはははは

いちげんさん愛想度

マイナス1億

固定客満足度

固定客など人間じゃない。

和尚様曰く

こわいもの聴きたさで買ってもこれだけ腹立つんだから、本当の駄作だと思う。



その七

VOW WOW "VIBe" (1988)

駄作ポイント

いやあ、こんな作品にケチつけるのはぼくだけかも知れないですが...

文句垂れた人たち

いなかったと思います。

 密度も完成度も相変わらず日本一を誇ったハードロックサウンドだったが、ここまでくれば、余裕かまし過ぎであり、単純に言って、全然ぴんとこない。
 ハングリー精神がどうのこうのそんなクソガキっぽいこと言うつもりはないが。王様なら王様の音楽を聞かせてほしかった。王様の音であるのは間違いないが、王様の音楽ではないような気がする。
 これまでと変わらず「城」のような音楽であるが、実際中に入ってみればただ大きく広いだけで、遊ぶ場所が全然ないような、そんな印象だった。

かばった人たち

評論家は絶賛してましたが、かといって全然盛り上がらなかったなあ。

ぼくはよくわからなかったのでありますよ。

メタル度

まあまあ。

いちげんさん愛想度

愛想なしでいいんですけど、ここまで愛想なかったら不満やなあ。

固定客満足度

おいしいおいしいとニコニコ笑う人たちの後ろでこっそり中座する客もあり。

和尚様曰く

少なくとも、入門用ではないと思います。



その八

VOYEURS "TWO" (1998)

駄作ポイント

血迷ったロブ・ハルフォード...

文句垂れた人たち

ジューダス・プリーストファン。

 トレント・レズナー(TRENT REZNOR)、ナイン・インチ・ネイルズの中心人物であった。ナイン・インチ・ネイルズ(略してNINと呼ぶとカッコいいそうだ)も“BROKEN”あたりの作品は単純にヘヴィ・メタルらしくて好きだったが、特に90年代後半の音は雑誌の絶賛に関わらず、やはりこの和尚は今風の感性がまるでなかったのか、全然わからんままであった。
 こともあろうに、そのトレント・レズナーとロブ・ハルフォードが合体してしまったのがこの作品。
 これはFIGHTよりつまらない。個人的にはインダストリアルスタイルもOKであるが、これは寝た。
 なんで、これが好評価を受けたのかが本当にわからん。

かばった人たち

評論家、および例えば長々とライナーノート書いてらっしゃる方と同じ感性を持った、最新の今風音楽観を持ってらっしゃる方。

へん。

メタル度

ようわからん

いちげんさん愛想度

ないと思う。

固定客満足度

店の名前すらいまだ読めないんやけど...

和尚様曰く

この時期のロブのおっさんは映画「フラッシュ・ゴードン」に出てきた悪の皇帝ミンみたいな顔をしています。



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